冷却CCDカメラによる遠隔操作の方法


リモート デスクトップ接続クライアント


 

冷却CCDカメラは機種によりますが、冷却CCDカメラ制御用のパソコンへのケーブルは5mほど(オプションで延長ケーブルが販売されている物もあります)で、別室や遠い場所からの操作はできません。そこで簡単に遠隔操作ができる方法をここで紹介します。


ここで紹介する方法はリモート デスクトップ接続クライアントという方法で、冷却CCDカメラ制御用のパソコンからLANで結び別のパソコン1台からリモートコントロールする方法です。
手順は次の通りです。

@冷却CCDカメラ制御用のパソコン(カメラの近くに置く)のOSはWindows XP Professional を使用します。
AWindows XP Professional のリモート デスクトップ クライアント ソフトウェアをインストールする。(確認してね)
Bパソコンの「コンピュータ名」を設定します。同時に「パスワード」の設定もして下さい。
  (設定はLANの設定と同じ方法です。)
C冷却CCDカメラ制御用のパソコンと遠隔操作用パソコンをLANで接続して下さい。
  (LANの設定は参考本を読んで設定をして下さい。ここではLANの設定は省きます。)
D遠隔操作用パソコンにWindows XP Professional CD のリモート デスクトップ クライアント ソフトウェアをインストールする。
  (ここで使用するパソコンのOSはWindows XP Professional 以外でもOKです。例えはWindows XP Home やWindows2000。Windows98では確認していません。)
   1.Windows XP Professional CD を、パソコンの CD/DVD ドライブへ挿入します。
   2.SETUPを実行する。
   3.[追加のタスクを実行する] をクリックする。
   4.[リモート デスクトップ接続をセットアップする] をクリックします。
   5.インストール ウィザードが起動します。プロンプトに従ってコンピュータにクライアントをインストールします。
       詳しくはhttp://www.microsoft.com/japan/windowsxp/expertzone/columns/russel/02January28.aspを参照。

E遠隔操作用パソコンの「コンピュータ名」を設定します。「パスワード」の設定は必要ありません。
F遠隔操作用パソコンのリモートの設定と接続をします。
   1.リモート デスクトップ接続をする。
      「スタート」→「すべてのプログラム(P)」→「アクセサリ」→「通信」→「リモート デスクトップ接続」
   2.「オプション」冷却CCDカメラ制御用のパソコンの「コンピュータ名」「パスワード」を入力します。「オプション」にも入力して下さい。
   3.「接続」をクリックします。
       ・「コンピュータ名」を入力。冷却CCDカメラ制御用のパソコン(カメラ側)のパソコン名を入力します。
       ・「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
       ・これで接続されます。

詳しくは「ヘルプ」の「リモートで作業する」をクリックして内容を読んで下さい。または「リモート デスクトップ」で検索してみて下さい。
なお、webからも動作させることは可能なようですが試したことはありません。下記を参照して下さい。
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/expertzone/columns/russel/02January14.asp

最後に、私は冷却CCDカメラ(SBIG STL1001E)を使用し別室のコンピュータルームから遠隔操作でカメラを操作しています。
パソコンは2台ともWindows XP Professional にして快適にリモート操作をしています。設定も意外と簡単に行えましたので上記の手順で設定を行えると思います。

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